大学院留学記 in New York

コロンビア大学の修士課程でメンタルヘルス・カウンセリングを学んでいます。

孤独

前回の投稿からずいぶん間が空いてしまいました。前回のテーマは「学生生活に友達は欠かせない」という内容でしたが、そこから一転、今日のテーマは「孤独」です。 1月中旬から二学期が始まりました。一学期は何もかもが初めて、そして英語もまだまだで大変…

学生生活に友達は欠かせない

私の通っているMental Health Counseling (心理カウンセリング)修士課程にはあまり留学生がいません。留学生といっても、カナダや南アフリカ、インドなど、英語が公用語の国からの人、または高校や学部をすでに米国で過ごしていて、英語は堪能、文化的にも…

中間テストの準備をしながら気が付いたこと

先週、中間テストを受けました。大学院レベルの、しかも米国でのテストは初めてです。どの程度準備すればいいのか見当がつかず、とにかく一生懸命に勉強しました。 今回受けた科目は、Ethics(カウンセラーとしての職業倫理)、Career Counseling(職業関連…

教室がとにかく寒い

今日は最高気温29度の暖かい一日でした。半袖で出歩ける陽気です。 けれどそんな日にはアメリカではちょっと注意も必要です。なぜなら暖かい日にはガンガンにクーラーをかけるためです。 レストランはもちろん、電車やバス、そして教室の中もすごく寒い。 今…

傷つきやすくなってくれてありがとう?!

私がいるCounseling Psychology(カウンセリング・サイコロジー)プログラムの授業では、次の表現をよく耳にします。 “Thank you for being vulnerable.” 辞書によれば、 “vulnerable”は「(人・体・感情などが)傷つきやすい、もろい、脆弱、弱い」という意…

宿題に追われる

昨日はCareer Development and Counselingという職業に出席。そして今日はTheories of Counseling という、カウンセリングの諸学説について学ぶ授業と、Foundation of Counseling というカウンセリングのスキルを学ぶ演習に出てきました。 これでやっと履修…

初授業

9月7日には初めての授業に出席しました。 “Professional and Ethical Issues in Psychological Couseling”という、カウンセラーとしての倫理を学ぶ授業です。 担当のFraga教授は開口一番に、 「みんな倫理なんて “Sacks!” って思っているでしょう?でも今学…

オリエンテーション

9月5日、大学院のオリエンテーションに出席しました。ついに大学生活の始まりです。澄み切った青空の下を会場に向かって歩いていると、感慨にふけってしまい涙が出そうになりました。これまでの人生たくさん回り道をしてしまったけれど、やっと本当に自分が…

大学院スタートにつき回想録は少しお休み

9月5日から大学院がスタートしました。 本当は大学院が始まる前に、出願準備に関する回想録を全て書き終えたかったのですが間に合わなかったので、これからしばらくの間は大学院生活に関する内容を中心にアップすることにします。 大学院に慣れて余裕が出て…

TOEFLスピーキングとMiss USA(2016年5~6月回想録)

デイビッドは勉強の合間に、TOEFLスピーキングの練習によく付き合ってくれました。練習内容は、彼が質問を考え、その質問に本番のテスト同様、「15秒間準備、45秒内に回答」もしくは「30秒間準備、60秒内に回答」のどちらかの形式で私が答えるというものです…

スタディー・バディー(2016年8月回想録)

私は学部生時代にミシガン大学 (University of Michigan) へ9ヶ月間留学していたことがありました。留学期間終了後日本に帰国した私は、2014年にニューヨークに移り住むまで一度も米国を訪れてはいませんでしたが、メールやスカイプを通して、当時の友達とは…

大学院選び(2016年5月回想録)

退職をして時間がたっぷりできると、心が晴れやかになり、やる気もみなぎり始めました。さあ何から始めよう!ニューヨークの爽やかな5月、毎日が新鮮です。 まずはTOEFLのテストを予約。次回のテストは7月の下旬です。そして次に取り掛かったのは出願する大…

固定観念の棚卸し。そして退職(2016年4〜5月回想録)

来年の出願までにあれもしなければ、これもしなければ……と気持ちははやるものの、ちょうど仕事が忙しかった時期だったため、なかなか時間が取れません。繁忙期を過ぎればある程度時間を確保できるようにはなるはずですが、それでもやはり仕事と出願準備の両…

ひとまず敗因分析(2016年4月回想録)

出願準備再開の手始めに、まずはなぜ落ちてしまったのかを分析をしました。 TOEFLのスコアが足りていない エッセイのインパクトが薄い 志望校に関する情報が不足している カウンセリングの分野での経験が皆無 推薦状を同分野に従事する人からもらえていない …

1ヶ月続いた燃え尽き症候群(2016年3月〜4月回想録)

出願準備の終盤から、十中八九落ちるだろうなあと思ってはいたのですが、それでも実際に落ちてみるとものすごく落ち込みました。たった2ヶ月の戦いでしたが燃え尽きてしまい、来年の出願に向けて動き出す気持ちになれませんでした。ちょうどその頃、仕事がど…

不合格の通知(2016年3月回想録)

出願書類を提出してからはなるべく大学院のことを考えないようにして過ごしていました。たぶん落ちたろうなあ、と思っていました。それなら来年の受験に向けて始動すればよさそうなものですが、そんなふうには体も心も動きませんでした。会社では新しいプロ…

出願プロセスの落とし穴 ー Supplemental ApplicationとCourse by Course Evaluation (2016年1月回想録)

この年の正月は何をしたかほとんど覚えていません。お雑煮くらいは作ったような気がするけれど、それすらも定かではありません。表向きには出願に向けて頑張っているけれど、内心はもう疲れ切って息も絶え絶えで、けれど大学院には本当に一刻も早く行きたく…

他力本願でスタートしたエッセイ作成(2015年11月回想録)

履歴書とエッセイの書き方が全く分からなかったので、アゴス・ジャパンの10回コンサルティングパッケージに申し込みました。費用は約30万円かかりましたが、時間も知識もないので仕方ない、と腹をくくりました。今思い返せば安易な考えでしたが、申し込んだ…

TOEFL100点の壁(2015年11月回想録)

出願まで計3回TOEFLを受けましたが、結局100点を超えることができませんでした。リーディングは安定して25点を超えるのですが、リスニングは良いときもあればコケるときもある、スピーキングとライティングは安定して低調。 1回目は準備する期間もなかったの…

出願まで2ヶ月しかない!(2015年11月回想録)

2015年11月にメンタルヘルス・カウンセラーになることを決意し(決意した理由等々は後々書きたいと思います)、さっそく情報収集に取り掛かりました。普段は何をするにも行動が遅い私が、夢のためとなればなんたる素早さ!自分で自分に感動しましたが、すぐ…

ブログ開設

ニューヨークでメンタルヘルス・カウンセラーになることを決意したのは2015年11月のことでした。それは人生で一番嬉しかった瞬間だったかもしれません。約30年間浮き草のように世の中を漂うばかりだった自分がやっと根を下ろせる場所を見つけた、そのときの…